ベトナムのBCQT(輸入原材料の使用状況報告書)作成・提出代行


BCQT(輸入原材料の使用状況報告書)とは、免税で輸入した原材料について、輸入した数量、どの製品に使用したか、どれだけ残っているかを税関に報告する手続きです。UNI Customs Consulting は、ベトナムの外資系企業(FDI企業)と加工企業・輸出生産企業に代わって、BCQTの作成とECUSでの提出を行います。在庫差異を税関に説明するための根拠資料も、あわせて作成します。


対象: 外資系製造企業、中小企業(SME)、輸出貿易企業の通関・原材料管理のご担当者様



よくある課題


在庫差異は、時間がたつほど修正できなくなります。


標準消費量の不一致

免税で輸入した原材料の使用量にもとづく税関在庫と実在庫に差異が生じると、その数量の原材料について税金と加算税が課される場合があります。


資料の分断

生産・倉庫・会計の資料がそれぞれ異なり、報告の時点で数字を合わせにくくなります。


期限の圧迫

年次報告の期限直前にまとめて整理すると、差異を説明する根拠が残りません。


現場では、次のような問題も重なりがちです。

・輸入原材料、国内で調達した原材料、代わりに使用した資材、サンプル出荷が、BCQTに同じ基準で反映されていない。

・HSコードの変更、コードの分割、契約を切り替える際に在庫を次の契約に移すことが、報告結果に影響する。

・社内の担当者が交代したり不在になったりすると、データの検証と提出の判断が遅れる。

・BCQTだけを提出すればよいのか、在庫の入出庫と残高を示す表(Balance)まで必要なのか、ECUSでの提出と紙(ハードコピー)での提出がそれぞれどこまで必要なのか、判断が難しい。


UNIの業務内容


BCQTの作成代行から差異分析まで対応します。


標準消費量の登録・修正

製品ごとの原材料の標準消費量を登録し、変更があれば修正します。


入出庫の追跡

輸入・投入・完成品・廃棄を帳簿でつなげて管理します。


差異分析

発生した差異の原因を切り分け、説明の根拠を作成します。


年次報告

BCQTを作成して提出し、税関からの質問に対応します。


BCQTの提出期限は、会計年度の末日から遅くとも90日目までです。


年間を通じた免税原材料の管理(年間のBalance管理)は、別ページ「ベトナムの免税原材料管理コンサルティング」でご案内します。


BCQTサービスの種類


企業の状況に応じて、3つの範囲に分けて対応します。お見積りは、現状診断を終えた後にご案内します。


ベーシック(Basic)

運用の仕組みは整っており、年次のBCQTの作成と提出を確実に締めたい企業


スタンダード(Standard)

在庫差異、BOMの不一致、国内で調達した原材料、コードの変更、契約の切り替えなどにより、誤りが積み重なっている可能性がある企業


プレミアム(Premium)

税関調査への対応、累積した誤りの整理、社内管理体制の再構築、契約単位の原材料管理の高度化が必要な企業



サービスの流れ


UNI Customs Consulting は、2025年12月末までに6,500件以上の関税アドバイスとBCQTを行ってきました。輸出入の通関申告、許可や認可の手続きと税関への登録、免税で輸入した原材料の管理、BCQTなど、税関業務全般に対応しています。免税在庫の精算と輸出入データの整合性を確認し、通関後の事後調査(税関調査)への対応まで支援します。輸出入の整合性と在庫差異について、説明の準備が整うようお手伝いします。


4つのステップで進めます。


STEP 1. 現状診断

現在の帳簿と実在庫の差異を、まず確認します。

・輸出入の類型、適用する契約、コード体系、原材料と製品の構成を確認

・過去のBCQT提出履歴を確認

・ECUS・会計・倉庫・生産のデータをどこまで受け取れるかを点検


STEP 2. 体制の整備

資料の流れと帳簿の様式を一つにそろえます。

・年度初めの在庫と当該年度の入出庫を点検

・BOMと、代わりに使用する資材の適用方法を検討

・コードの運用原則と例外ケースの処理方法を整理


STEP 3. 定期点検

四半期ごとに差異を確認し、前もって整理します。

・見つかった差異は、適時に修正申告と調整で整理


STEP 4. 報告・対応

年次報告書を提出し、説明対応を担当します。

・BCQTの報告資料の作成、お客様確認用資料と論点整理表の準備

・ECUSでBCQTを提出

・BCQTは税関の電子通関システムで提出し、様式25・26・27に定める項目に沿って入力します。システムに障害が発生した場合は紙の様式15・15A・16で提出する必要があり、その際の書面(ハードコピー)提出も支援します。

・提出後の修正・補足、税関からの質問への対応


BCQTの支援事例


お客様の社名は掲載していません。業種と年度、担当した業務のみをご紹介します。


ゴム製品製造企業(2023年)

BCQTコンサルティング、Balanceによる在庫の入出庫と残高の管理支援、原産地証明書(C/O)発給支援


プラスチック製品製造企業(2024年)

BCQTコンサルティング、Balanceによる在庫の入出庫と残高の管理支援


衣料品製造企業(2024年)

BCQTコンサルティング、貨物の流れと輸送に関するサービスの支援、通関手続コンサルティング、原産地証明書(C/O)発給支援


機械・設備修理企業(2025年)

Balanceによる在庫の入出庫と残高の管理支援、通関手続コンサルティング、BCQTコンサルティング


成果物


成果物 / 形式 / 標準的な所要期間

年次のBCQT / 電子提出版 / 期限内

現状診断報告 / 報告書 / 2〜3週間

標準消費量の登録・修正資料 / 提出版 / 案件ごと

四半期点検報告 / 表・要約 / 四半期ごと


標準的な業務の目安です。書類の準備状況と管轄税関の処理状況によって変わるため、実際の案件は着手前に確認して確定します。


UNIが選ばれる理由


報告書だけでなく、根拠をつくります。


韓国の通関士が直接確認します

通訳を介した解釈ではなく、法令の原文にもとづいて意見を出します。


申告の前にリスクを確認します

事後に争うことにならないよう、判断の根拠を前もって残します。


一つのチームが最後まで担当します

申告、許可や認可の手続き、報告を一か所で処理するため、資料に食い違いが生じません。


先端技術の活用

AIと自動化(Automation)によって業務プロセスをデジタル化し、データの誤りを減らして、戦略的なコンサルティングに注力します。


UNIの実績と委嘱歴


数字で見るUNI

・BCQTの処理件数 6,500件以上(2025年12月末時点)


電子・繊維・タイヤ・食品など各分野のベトナム進出韓国企業150社余りと、日本・中国・台湾・インド・タイ・米国などの外資系企業をお客様としています(2025年12月末時点)。


表彰・委嘱歴

・韓国関税庁 表彰状

・2017年 KOCHAM 専門関税諮問委員 委嘱状

・Korean Association 関税専門家諮問委員 委嘱状

・VBF KOCHAM 関税委員 委嘱状


韓国の通関士と専門家チーム


担当:韓国の通関士

卞相現 — 大韓民国 通関士(韓国資格)、韓国関税庁長発行 資格証番号 第4346号(2014-11-21)

2015年にKOTRAベトナム貿易館の常任通関士として勤務を始め、2019年末にベトナムでの関税業務を開始しました。


チーム体制

UNI Customs Consulting には、ベトナム人スタッフ40名余りと韓国人スタッフ1名が在籍しています(2026年9月現在)。


BCQTに関するよくあるご質問


BCQTの様式15、15A、16は何が違いますか?

3つの様式は、加工・輸出製造企業が何を管理するかによって分かれます。

・様式15: 生産のために輸入した原材料・資材の入庫、出庫、在庫をまとめた使用状況報告書です。

・様式15A: その原材料で製造した輸出製品の入庫、出庫、在庫をまとめた報告書です。

・様式16: 製品1単位の製造に実際に使用した原材料の量(不良品が出る割合・製造過程で原材料が失われる割合を含む)を税関に説明する、実際の消費量の報告書です。原材料と完成品をつなぐ役割を持ちます。

BCQTは税関の電子通関システムで提出し、様式25・26・27に定める項目に沿って入力します。紙の様式15・15A・16は、システムに障害が発生したときに提出します。


実在庫がECUSのデータと合わないのはなぜですか?

税関システム(ECUS/VNACCS)上の帳簿と倉庫の実在庫が食い違う原因は、主に4つです。

・標準消費量(BOM): 登録した標準消費量が実際の生産と異なる場合や、製造過程で原材料が失われる割合の変化を適時に反映していない場合です。

・記録の時点: 倉庫は入出庫の時点ですぐに記録しますが、ECUSは申告が通関した時点でのみデータを認識します。

・スクラップ・廃棄物: 不良・破損した原材料が倉庫からは出ているものの、税関システム上では廃棄手続きが終わっていない場合です。

・単位の換算: 商業インボイス(Invoice)の単位と倉庫管理の単位の間で、換算の誤りが生じた場合です。


原材料コードを分けたり、一貫して維持したりする必要があるのはなぜですか?

原材料コードの管理は、BCQTの要です。理由は3つあります。

・混同の防止: BCQTの書類で、輸入原材料(免税)と国内で調達した原材料(課税)が混ざりません。

・照合のしやすさ: 社内の管理システム(ERP・会計)と税関システムのデータを照合しやすくなります。

・事後調査への対応: 税関の調査の際に、原材料の出所と流れをすばやく説明できます。


国内で調達した原材料は、BCQT・BOMの報告にどう反映しますか?

国内で調達した原材料も輸出製品の生産に使われるため、次のように反映します。

・標準消費量(BOM): 完成品に使われるすべての構成材料(輸入分と国内調達分の全体)を標準消費量の表に入れる必要があります。

・BCQTの報告: 原則として、様式15には輸入原材料のみを詳しく記載します。両者を明確に分けられていない場合は、説明の際に国内調達の出所を示し、国内調達分に誤って関税が課されないようにする必要があります。


どの地域の企業を支援していますか?

ベトナム全国の企業を支援しています。事務所はハノイとホーチミンの2か所にあります。


ご相談のお申し込み


現在の帳簿をお見せいただければ、まず差異のポイントを確認します。BCQTの提出を控えている場合や、帳簿上の在庫と実在庫が合わずお困りの場合は、過去のBCQT提出履歴とECUS・倉庫のデータをあわせてご準備ください。


英語・ベトナム語でご相談を承ります。


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